掲載日:2022年6月23日


2/11-5/8まで三省堂書店神保町本店の閉店企画として開催しておりました、中身がわからない本をくじで引いて選んで頂く「本みくじ」フェアの全商品リストをご紹介いたします。
第2弾(4/9~5/8 1Fにて展開)のテーマは、
『お客様&従業員による2021年に読んで面白かった本』
実はこうして見ると、2021年に発刊した本は少ないのです。
いわゆる「良い本」と呼ばれている作品は、ずっと語り継がれているのですね。
また、昔入手して寝かせておいた本を開くタイミングが、たまたまその時だったのかも知れません。
本との思いがけない出会いをお楽しみ下さい。
↓ 画像をクリックすると、現在営業中の三省堂書店神保町本店仮店舗の在庫状況がわかります。

No.31「すべての神様の十月」小路幸也
ちょっとしんどいときに掬い上げてくれる神様はいる、だから悪いことばかりじゃないよ、と信じられるような温かさを感じた作品。八百万の神様の国でよかったと思える。
(コメント・お客様&本みくじ担当K)

No.34「地球怪食紀行」小泉武夫
敬愛しているパティシエの方がSNSに表紙を載せていて、なんじゃこりゃ!?と並々ならぬ興味に惹かれ手に取った一冊。小泉氏にしかできないような表現や言い回しの数々…これはもう、名著ならぬ迷著です。読んでいる側が気持ちよくなるほどの食べっぷりや飲みっぷり、めくるめく怪食の世界へようこそ!
(コメント・神保町本店5階スタッフM)

No.35「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ」川上和人
そこらじゅうにたくさんいるのに、意外と解明されていないことも多い、鳥類。自然にいる鳥だけでなく、あんなキャラの考察まで。読み終わったあなたは、外に出ることが少し楽しくなっている、かもしれません。
(コメント・東京駅一番街店店長K)

No.36「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」川上和人
NHKラジオの子ども科学電話相談で著者を知ったのがきっかけ。始まりの挨拶はいつだって「鳥の川上でーす!」そんな鳥を愛してやまない川上先生による、恐竜についての語り…まだ見ぬ人への、自然科学への入口になれば幸いです。(余談ですが、同ラジオに出演している恐竜学者の小林快次先生もなかなかいいキャラでして、個人的に推しです…)
(コメント・神保町本店5階スタッフM)

No.38「店長がバカすぎて」早見和真
書店が舞台の小説はたくさんあります。書店員だからこそ、その小説の長所短所に気がいきがちですがこちらの本はこれまで読んだ中で一番リアル!でもちゃんとエンタメしてる!面白かったです!とある章では出版書店業界の闇に踏み込んでいてびっくりしました…
(コメント・神保町本店スタッフ匿名希望)