今月も三省堂書店札幌店と北海道大学出版会様とのコラボレーションコーナーが第13回目の更新を迎えました。
第13弾は、北海道大学大学院文学研究科准教授の「瀧本彩加」先生をお迎え致しまして、
『動物たちの豊かなこころの世界 』というテーマでお送り致します。
今回もその中から3点ほど、瀧本先生にご選書頂いた商品をご紹介致します。
●『恋する人間 人文学からのアプローチ』
鈴木幸人 編著 北海道大学出版会 発行
人はなぜ恋こがれるのか、恋にはどう対処すればよいのか、恋は人生を豊かにすることにつながるのか。古今東西の文学や芸術、思想や歴史、社会科学などの広い知見から、「恋」のありかたに迫ります。
選者の瀧本先生は、第8章「求め合うこころ」にて、伴侶動物と人間との感情の読み取りを介したコミュニケーションについて執筆されています。
●『動物たちは何を考えている? 動物心理学の挑戦』
藤田和生 日本動物心理学会 編著 技術評論社 発行
動物は何を考えているのでしょう?言語を話さない動物を対象に、いかに創意工夫に富んだ実験をして、その思考や感情を聞き出すか、それが動物心理学者の腕の見せ所です。動物が何を感じ、学び、考え、仲間のことをいかに気にかけ、自分のことをどれくらい知っているか・・・。本書は、多様な動物種・研究テーマにわたる動物心理学研究の最前線を、専門家が中高生向けに大変わかりやすく解説している一冊。編者は私の尊敬する恩師。
●『犬と猫のサイエンス』
日経サイエンス編集部 編著 日経サイエンス社 発行
イヌやネコは、私たちヒトの相棒や家族のような存在です。私たちはなぜ彼らをかわいいと思い、強く惹きつけられるのでしょうか。彼らはどのようにして私たちの最愛の伴侶となりえたのでしょうか。彼らを含む動物は、何を感じ、どんな知性を持っているのでしょうか。本書は、そうした身近にいる動物の謎を解き明かすべく、最新の研究成果をわかりやすくまとめて教えてくれる良書です。
他にも多数、瀧本先生にはご選書頂きました。是非、当店の売場にてご覧下さい。