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「十角館の殺人」 綾辻行人著

掲載日:2021年12月6日

[ワンダ?ワンダ!]

本格ミステリーが初めての方におすすめなのが本書です。本格ミステリーとは頭脳派の名探偵が活躍する謎解きやトリック中心の推理小説です。日本では古くは江戸川乱歩、1970年代から1980年代にかけての横溝正史ブーム、そして本書でデビューされた綾辻さんの登場による新本格ミステリーのムーブメントとなります。綾辻さんの特徴はどんでん返しとホラー系の影響が濃いことでしょうか。本作は孤島で殺人が起こり誰もが怪しく感じられるのですがページを捲るスピードがどんどん上がっていきます。アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」をモチーフにしているのかなあなどと思ったりもするのですが、本当に多くの読者に衝撃を与え続けてきた名作だと思います。

営業推進部R.S.

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スタッフの読後コメント
綾辻行人の館シリーズの第一作目であり、この作者が作家デビューした作品です。角島を舞台とした物語で、7人のミステリー研究会の人物の名前が有名なミステリー作家から由来されているのが特徴的です。

CS千葉店A.M.

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