掲載日:2022年6月23日
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2/11-5/8まで三省堂書店神保町本店の閉店企画として開催しておりました、中身がわからない本をくじで引いて選んで頂く「本みくじ」フェアの全商品リストをご紹介いたします。
第1弾(2/11-3/10 1Fにて展開、4/7~5/8 2Fにて展開)のテーマは、
『お客様が選んだ ”忘れられない1冊”』
お客様から、本と共にお寄せいただいたメッセージをカードにして、頁にそっと忍ばせました。
「初めて自分のお小遣いで買った本」
「寝る前に読んでもらっていた本」
「プレゼントされた本」
「大切な人にプレゼントした本」
「読んで、人生が変わった本」
本はいつも私たちの側にいてくれます。
本との思いがけない出会いをお楽しみ下さい。
↓ 画像をクリックすると、現在営業中の三省堂書店神保町本店仮店舗の在庫状況がわかります。
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No.68「氷点」三浦綾子
Twitterで母親のいじわるを乗り越えた話が話題になっており読みました。キリスト教徒ではない私にはテーマである原罪はいまいちわかりませんでしたが、主人公に降りかかる理不尽やラストの展開が面白かったです。
(選書コメント・お客様)
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No.70「クマにあったらどうするか」姉崎等 片山竜峯
クマ狩りをしていた人へのインタビュー形式の内容。山でのクマとの共存(狩りもしますが)、クマの生態を分かりやすく説明してあって面白く読みました。(選書コメント・お客様)
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No.71「神さまを待っている」畑野智美
何も悪くないし、なんの落ち度もない。でも、簡単にホームレスになる。気軽な気持ちで住所を手放したわけではないけれど、一つひとつの選択が少しずつ貧困に近づく。たんたんと進む物語が怖かったです。
(選書コメント・お客様)
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No.74「咎人の刻印」蒼月海里
実はこちらの三省堂さんのフェアで見つけました!入りからどんどん独特の世界観に引き込まれ気づいたら読み終わってました。続きも読みたいと思います。
(選書コメント・お客様)
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No.75「金魚姫」荻原浩
書店で棚を眺めていたら出会った1冊。『金魚姫』というタイトルに惹かれた。というのも、好きなバンドの曲名と同じだったから。自分の好きな曲とタイトルが同じ本(しかも好きな作家)に出会うなんて、そうそうない。不思議なご縁に感謝だ。
(選書コメント・お客様)
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No.76「行きたくない」阿川せんり 奥田亜希子
アンソロジーの面白さを知らされた本。日常的に『行きたくない』と思っている私にとって教科書のような存在。行きたくない、作家それぞれの解釈が暖かくて救われました。
(選書コメント・お客様)
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No.77「女たちの避難所」垣谷美雨
「避難所」のときに読み、こんなことが日本でおきているのか、と気持ち悪くなるくらいの迫力で私に迫ってきました。ぜひ男性、女性問わず、全ての人に読んで欲しいです。
(選書コメント・お客様
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No.78「永朝彦小説選」須永朝彦 山尾悠子
読むきっかけはTwitterのフォロワーさんがおススメです。今年急遽され、自作は永く絶版だったと聞きました。読み始めてまず感じたのはとにかく美しい文章。美少年と美しく怪しき吸血鬼。ストーリーは誰にも真似できない独自性。須永朝彦さんの小説はページをめくるだけで今いる世界から別世界へ誘ってくれます。
(選書コメント・お客様)
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No.79「常設展示室」原田マハ
自分自身が生きていくなかで辛いことや悲しいことがあったとき、アートに出会うことで救われてきた主人公たちと、この本に出会うことで前を向く気力を得た自分とが重なったから。
(選書コメント・お客様)
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No.80「プロパガンダゲーム」根本聡一郎
書店のおすすめだった中から、なんとなく直感で選びました。てっきり試験の内容で話終わると思ったんですけどね。後日談の展開早くてびっくりしました。
(選書コメント・お客様)
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No.82「否定と肯定」デボラ・E.リップシュタット 山本やよい
同名の映画を「必見」として紹介されたのがきっかけ。著者が体験した裁判の記録を綴ったノンフィクション。20年以上前の事件なのだが、政治的意図から歴史的な事実を否定しようとする動きに焦点が当てられており、フェイクニュースが問題となっている今こそ読むべき本。
(選書コメント・お客様)
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No.90「青の炎」貴志祐介
サスペンスとしても、文学としても面白い。17歳が企てた悲しい殺人計画の話。中学生の時に読んで、初めて正義とは何かを考えるきっかけになった本。ラストの2行が衝撃。
(選書コメント・お客様)
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No.93「アンパンマンの遺書」やなせたかし
戦争、終戦、長かった無名時代が軽快に語られる自伝。"正義"はある日突然一変するものだけれど、それでも献身と愛をもって希求する。そんなアンパン顔のヒーローが生まれるまで。
(選書コメント・お客様)
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No.95「 コインロッカ-・ベイビ-ズ」村上龍
コインロッカーに捨てられ、養護施設で育ったキクとハシという双子の少年の話。痛ましく毒々しい、疾走感のある物語にページを捲る手が止まらなかった。
(選書コメント・お客様)
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No.97「うそつき、うそつき」清水杜氏彦
“わたしは再読しない、でもみんな読んでくれ”
個人的に、ジョージ・オーウェルの『1984年』を読んだ時よりも病んだ。すごいんだけどとても読み返せない。なので皆さんが読んでください。
(選書コメント・お客様)
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No.98「ムーン・パレス」ポ-ル・オ-スタ- 柴田元幸
“あぁ人生!って思う本”
――「人はみな自分の人生の作者だからね」
――伯父さんはいつだって「いま」のほうを選んだ。
終わり方も好きです。
(選書コメント・お客様)
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No.99「姑獲鳥の夏」京極夏彦
人気ミステリーシリーズの一作目。
「この世には不思議な事など何もないのだよ、関口君」。
人間の知っていることはこの世の現象のごく一部だし、知らないことを忘れがち。昔の人は理解できない現象に妖怪と名付けた。
(選書コメント・お客様)
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No.100「僕はかぐや姫/至高聖所」松村栄子
絶版になっていたのを、ポプラ社が復刻してくれたもの。女子中学生の、誰かのものになりたい、誰のものにもなりたくない、複雑で青い気持ちに共感してしまった。
(選書コメント・お客様)