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「ジェネレーションフェア」1970年代~2000年代を振り返る その2「1980年代」

大阪万博、よど号ハイジャック事件、沖縄返還、ロッキード事件、オイルショックの1970年代。
チェルノブイリ原発事故、グリコ・森永事件、バブル経済、ベルリンの壁が崩壊した1980年代。
バブル経済の崩壊、湾岸戦争、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件が起こった1990年代。
アメリカ同時多発テロ、北朝鮮拉致被害者5名の帰国、民主党政権、リーマンショックの2000年代。
政治や事件だけでなく文化や芸能やスポーツなどあらゆるジャンルから40年間を回顧します。
※過去に実店舗で開催したフェア商品を掲載しているため現在は品切の商品もございます。あらかじめご了承くださいませ。

ポスト学生運動史

(1980年代・出来事)

バブルに浮かれた時代の裏側で本当にあった革命と戦争の話。「日本の89年革命」を牽引した「法大黒ヘル」の元リーダーの回想記。これまで誰も語らなかったセクト対ノンセクトの内ゲバの実態、現在に続く「共産主義崩壊」後の運動の源流がはじめて明らかになる。

1980年代

(1980年代・文化)

なにかと話題にのぼる1980年代。バブル経済、広告とコピー、マニュアル文化、サブカルチャー、ニューアカと現代思想、新自由主義のはじまり…さまざまに性格づけされうるが、いったいどんな時代だったのか―政治学者、社会学者から、作家、文芸評論家、フリーライターまで、分野の異なる書き手たちが、「戦後」の転換点であり、「いま」の源流でもあるあの時代を、鼎談・論考・コラムを組み合わせながら、多角的に問い直す。

私たちが熱狂した80年代ジャパニ-ズロック

(1980年代・芸能)

インタビュー取材とコラム記事で、80年代の日本のロックシーンを振り返っていく1冊。

ザ・クロニクル戦後日本の70年 8 1980-84繁栄の光と影

(1980年代・文化)

経済摩擦・モスクワ五輪日本不参加・ホテルニュージャパン火災・日航機羽田沖墜落・東京ディズニーランド開園・グリコ森永事件・ロス五輪ほか。共同通信社と全国の新聞社が所蔵する報道写真から発掘、厳選してつづる戦後ニッポン年代記。

ザ・クロニクル戦後日本の70年 9 1985-89宴の果てに

(1980年代・文化)

つくば科学博・NTT、JT発足・日航ジャンボ機墜落・ファミコンブーム・外貨準備高世界一・国鉄分割民営化・昭和天皇崩御、平成スタート・消費税導入ほか。共同通信社と全国の新聞社が所蔵する報道写真から発掘、厳選してつづる戦後ニッポン年代記。

田中角栄と中曽根康弘

(1980年代・政治)

格差と閉塞感の現在へ戦後保守からの異議申し立て―高等小学校卒の土建業者と東京帝大卒のエリート官僚、陸軍二等兵と海軍主計中尉、親・吉田茂と反・吉田茂、「日本列島改造論」と「戦後政治の総決算」―同じ年に政界デビューしながら対照的な角栄と中曽根だが、二人は知られざる「点」と「線」で結ばれていた。番記者だからこそ知り得たその足跡が、角栄の没後二三年を経て、初めて明かされる。それは格差と閉塞感を生む安倍政権への強烈な異議申し立てでもあるのだ。

中曽根康弘

(1980年代・政治)

自主憲法制定を訴えるタカ派、主張を変える「風見鶏」、首相就任時も、田中角栄の影響下「田中曽根内閣」と批判された中曽根康弘。だが「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根は、「大統領的」手法によって国鉄などの民営化を推進、レーガン米大統領や中韓と蜜月関係を築き、サミットを通じて、日本の国際的地位を大きく上昇させる。本書は中曽根の半生を辿り、日本が敗戦から1980年代、戦後の頂点へと向かう軌跡を追う。

自省録

(1980年代・政治)

首相在職日数1806日。「戦後政治の総決算」を掲げて、国鉄の分割民営化など行政改革を成し遂げ、外交においては存在感を発揮し、長期政権を築いた中曽根康弘。海軍での従軍体験、若き国会議員の頃、見聞を広めた雌伏時代、そして総理大臣へ。自らの来し方を振り返り、深い思索と人生経験に培われた政治哲学を語る。首相たるもの、権力の魔性を自戒せよ。戦後の日本政治史を体現する老政治家の遺言。

レ-ガンとサッチャ-

(1980年代・政治)

冷戦期、停滞に苦しんでいたアメリカとイギリスに颯爽と登場し、劇的に国力を回復させた二人の指導者。アウトサイダーだった彼らが、なぜ権力を奪取できたのか。どうやって国内の左派勢力を打破したのか。いかにしてソ連を盟主とする共産陣営を崩壊に追い込んだのか。その新自由主義的な経済政策と、妥協なき外交・軍事戦略の功罪を鮮やかな筆致で描く。

レ-ガン

(1980年代・政治)

「最も偉大なアメリカ人」に選ばれるほど、人々から敬愛されるレーガン。だが、家族の絆を説いた彼は「離婚歴を持つ唯一の大統領」であり、「保守派の希望の星」ながらソ連との和解、冷戦の終焉に貢献した。アナウンサー・俳優として、大統領として、二〇世紀アメリカの大衆文化と政治をともに体現したレーガンに潜む矛盾は、現代のアメリカが抱える矛盾でもある。その複雑な生涯を描き出す、本邦初の本格評伝。

アフガン侵攻1979-89

(1980年代・政治)

侵攻の歴史的経緯から全面撤退に至るまで、ソ連側から見た実態を膨大な資料に基づいて鮮やかに描き出す。元駐モスクワ英国大使の歴史家が明かす、戦争の全貌と真実。冷戦期の「神話」を覆すアフガン戦史の決定版

アンナのポ-ランド「連帯」

(1980年代・政治)

知られざる「連帯」秘史、ここに日本語訳発刊。秘密警察の陰謀・挑発・誘惑・欺瞞が渦巻くなか、グダンスク造船所労働者のひとりとして、果敢に闘った「連帯の母」の生涯。

炎を越えて

(1980年代・事件)

1980年、新宿西口バス放火事件。死者6人の無差別犯罪に日本中が騒然となった。全身80パーセントの熱傷を負った著者は、獄中の「加害者」に面会を求める。そして、夫の認知症と死。一人きりになった著者に、肝臓がんで余命宣告。事件の輸血によるC型肝炎がもとだった―全身熱傷からの生還。生と死を見つめた魂の手記!

光州事件で読む現代韓国

(1980年代・事件)

光州事件から40年。光州「5・18」とは韓国社会にとって何だったのか。2000年版からさらに10年を追った増補新版。

革命のジョン・レノン

(1980年代・芸能)

国際的に反体制運動が隆盛を極めた1970年代前半、世界で最もその名を知られたロックンローラーが、アメリカという巨大な敵と対峙した。なぜ彼は闘わなければならなかったのか?そして彼は革命の殉教者になったのか?ロックと政治の桎梏を考えるための問題作。

1980年12月8日ジョン・レノンのいちばん長い日

(1980年代・芸能)

あの日、ジョン・レノンは順調な1日を過ごしていた。『ローリング・ストーン』誌の写真撮影に始まり、ラジオのインタヴュー、家族そろってのランチ、そしてスタジオ・セッションと、再スタートを切ったばかりのロック・スターとしてはこれ以上ないほどの完璧な1日だった―凶弾によって命を断たれるまでは。

大平正芳

(1980年代・政治)

戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、一九七八年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり、初めて「戦後の総決算」を唱えるなど、二一世紀を見据えた構想を数多く発表した。本書は、派閥全盛の時代、自由主義を強く標榜し、田中角栄、福田赳夫、三木武夫らと切磋琢磨した彼の軌跡を辿り、戦後の保守政治の価値を問うものである

茜色の空

(1980年代・政治)

スマートとはいえない風貌に「鈍牛」「アーウー」と渾名された訥弁。だが遺した言葉は「環太平洋連帯」「文化の時代」「地域の自主性」等、21世紀の日本を見通していた。青年期から、大蔵官僚として戦後日本の復興に尽くした壮年期、総理大臣の座につくも権力闘争の波に翻弄され壮絶な最期を遂げるまでを描いた長篇小説。

不屈の横綱

(1980年代・スポーツ)

2016年7月31日、一人の力士がこの世を去った。小柄ながら躍動する筋肉で大型力士を次から次へと投げ飛ばす、伝説の横綱千代の富士。国民から愛されたスターの裏には、想像を絶する苦労があった。左肩の脱臼癖。幕下落ちの屈辱。生まれたばかりの三女の訃報。飛び交う引退の噂。そして気力、体力の限界―剥き出しの闘志で我々を虜にした、昭和の名横綱の記憶。

中国残留孤児70年の孤独

(1980年代・出来事)

かつて、日本は戦争をしていた。戦後70年、今も自分の名前、肉親を探し続けている人々がいる。中国の養父母に育てられ日本に帰国した「残留邦人」たちとその家族たちの物語。哀しくて、強くて、楽しくて、情に厚くてちょっとそっけない…。そんな愛すべき人々のこれまでの道のりを、丹念な取材を通して描くノンフィクション

図解・TGV vs.新幹線

(1980年代・出来事)

世界市場でしのぎを削るTGVと新幹線は、同じ高速鉄道ながら、コンセプトが全く異なる。TGVは速度重視、新幹線は輸送力重視など、基本的な考え方の違いから、建設コスト、地上設備や車両の性能比較まで、両鉄道システムを徹底分析。豊富な図表を用いて、詳しくわかりやすい内容に

ガンダムと日本人

(1980年代・文化)

“夢”を次々と“現実”へと変えていった小さな国が40年前に見た、今なお手の届かないとてつもない空想にして万感の思いが込められた産物。戦後日本の歩みが『機動戦士ガンダム』という一点に収束した過程を追っていくことで、この国の過去と未来への扉を開く。

「エンタメ」の夜明け

(1980年代・文化)

ウォルト・ディズニー、小谷正一、堀貞一郎―見えない因縁の糸で結ばれた日米3人のプロデューサーたち。東京ディズニーランドはいかにして誕生したのか。したたかでウイットに富んだ男たちの「戦い」が、日本のエンターテインメント・ビジネスの夜明けを告げた。

ディズニーランドの秘密

(1980年代・文化)

なぜディズニーランドは特別なのか。他の遊園地との違いはその「ストーリー性」にある。そして、その「ストーリー」とは、ウォルトの人生や米国の歴史と切り離せないものだった。「最初の構想は交通博物館」「ホーンテッド・マンションがフランス風である理由」「トゥモローランドは企業パビリオン」「三つの“マウンテン”は一大方針転換」等、意外なエピソードが満載。夢の国をより深く味わえるようになる一冊。

戸塚ヨットスク-ルは、いま

(1980年代・事件)

戸塚ヨットスクール事件」から40年。体罰は封印され、訓練生も、かつての非行少年から、いまは引きこもりやニートなど二十代が半数を占める。長期取材をもとに、戸塚校長の実像とスクールの現状に迫る、ドキュメンタリー映画「平成ジレンマ」を書籍化。漂流しつづける若者、家族…。そこには現代社会の縮図が浮かび上がる。

おしんの心

(1980年代・芸能)

「たとえ歳をとっても、その人だからこそできることが、どんな人にも必ずある」―おしんの生きざまに重なる著者の言葉には、ハッとさせられる味わい深い人生哲学がいっぱい。辛苦を厭わず、不運さえ味方に変えながら、明るく今を生き、未来を切り開く女の覚悟と度量とは?「夫婦喧嘩の掟」「嫁姑の適正距離」「生涯現役の健康法」「ブスの矜持」…当代随一の人気脚本家が、波瀾万丈の人生から学んだ生き方と老い方のヒントを、おしんの名前にちなんだ「真」「信」「心」など12の文字に重ね合わせて綴る痛快エッセイ。

罪の声

(1980年代・事件)

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め―。圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

死刑捏造

(1980年代・事件)

死刑囚が再審無罪となった松山事件。死刑判決をくつがえした、名もなき人々の怒りと悲しみ。生還までの29年とその後の人生…無実の人間の叫び、冤罪の恐ろしさを描いた迫真のドキュメント!

「革共同五〇年」私史

(1980年代・事件)

60年代後半から70年代を彩り、その後もゲリラ戦という形で続いた武装闘争。反戦高協から全学連副委員長へ、そして地下生活、逮捕・獄中闘争と生きてきた活動家が、この50年を私史として振り返る。

ウォ-クマンぴあ

(1980年代・文化)

角川映画

(1980年代・芸能)

「読んでから見るか、見てから読むか」―1970年代半ば、低迷していた日本映画界へ彗星のごとく登場した角川映画は、日本で初めての本格的メディアミックスだった!小説と映画と主題歌をヒットさせ、ベストセラー作家とスターを生んでいく。『犬神家の一族』に始まり、『野性の証明』『復活の日』等の大作、『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』等のアイドル映画。疾風怒涛の角川映画最初の10年を描くノンフィクション。

ファミリ-レストラン

(1980年代・文化)

日本で、「家族」という単位での「外食」が本格的に開始されたのは、明治以降だった。鉄道や海上交通が発達するにつれ、駅弁や駅前食堂、大衆食堂、デパート食堂といったものもまた、発展していった。その後、戦時中の食糧難、戦後のアメリカ洋食の影響などを経て、ファミリーレストランの誕生へとつながっていく。その前史から、1970年代に迎えた黄金期、「食べる場所」から「いる場所」へと変化した1980年代、「ファミリー」の変化とともに変質する1990年代、そして低価格化と専門料理化の流れのなかで進化する現代を、「日常食」研究の第一人者が俯瞰して綴る。楽しい食べ歩きコラム付き。

日航ジャンボ機墜落

(1980年代・事件)

1985年8月12日、日本航空123便ジャンボ機は524人を乗せて群馬県の山中に墜落した。それは新聞社にとっても、以後数十日間続く苛酷なドラマの始まりであった。単独機では史上最多の520人もの死者、意外な事故原因、そして奇跡的な4人の生存者など、さまざまな意味で歴史に残ることになったこの悲劇を、混乱する情報の中で新聞関係者たちはどのように捉え、報道したのか。緊迫の全記録。

墜落現場遺された人たち

(1980年代・事件)

1985年8月12日、群馬県・御巣鷹の尾根に日本航空機123便が墜落した。死者520人、奇蹟の生存者はわずか4人だった。当時、最前線で全遺体の身元確認にあたった著者が、未曾有の大事故のご遺族や関係者を訪ねた。落下する機中で書き残された遺書が遺された家族の中に生きているさま、ひとり息子を失った母親のやり直しの人生…極限の惨状を共有した者だけに語られる心の叫び、魂の声がここにある!

墜落遺体

(1980年代・事件)

1985年8月12日、群馬県・御巣鷹山に日本航空123便が墜落。覚悟も準備もできないまま、一瞬にして520人の生命が奪われた。奇蹟の生存者はわずか4人。本書は、当時、遺体の身元確認の責任者として、最前線で捜査に当たった著者が、全遺体の身元が確認されるまでの127日間を、渾身の力で書きつくした、悲しみ、怒り、そして汗と涙にあふれた記録。

清原和博への告白

(1980年代・スポーツ)

PL学園時代の清原和博が甲子園で放った通算13本塁打は、今後破られることがないであろう不滅の記録だろう。この13本は、ただの記録として残っているわけではない。甲子園の怪物に出会い、打たれた球児たちは、あの瞬間の”記憶”とともに、その後の歳月を歩んできた。

完本桑田真澄

(1980年代・スポーツ)

あの夏の鮮烈な記憶。PL学園の1年生エースとして甲子園に登場した桑田真澄は、小さな体躯を補って余りある技術と精神を、その時すでに宿していた。波紋を呼んだドラフト会議と巨人入団。逆境に耐えた日々。肘痛の克服とメジャー挑戦。潔い引き際…。己を律し、不断の努力を貫いた男のすべてを凝縮した感奮の一冊。

完本清原和博

(1980年代・スポーツ)

あの夏の鮮烈な記憶。PL学園の1年生4番打者として甲子園に登場した清原和博は、すべてにおいて破格の存在だった。その後の球歴もまた然り。涙のドラフト会議と西武入団。掴み取った日本一の栄光。憧れた巨人への移籍。けがとの壮絶な闘い。惜しまれつつの引退…。不世出のヒーローのすべてを凝縮した感涙の一冊。

完全版チェルノブイリの祈り

(1980年代・事件)

1986年4月26日午前1時23分、その事故は起こった。人間の想像力をこえる巨大な惨事に遭遇した人びと。彼らの語る個人的な体験、苦悩をとおして放たれる切なる声と願いを、作家は被災地での丹念な取材により書きとめる。消防士の夫を看取る妻、事故処理にあたる兵士、動物を処分する猟師、汚染地に留まりつづける老婆、戦火を逃れてきた難民、そして子どもたち―。歴史からこぼれ落ちた小さな声の数々が響きあい、未来の物語がつむがれる。旧版より大幅な増補改訂が施された完全版。

金賢姫からの手紙

(1980年代・事件)

2003年秋、大韓機爆破テロの実行犯、金賢姫元工作員の周辺で不審な出来事があいついだ。小泉訪朝とほぼ軌を一にして展開した「金賢姫ニセモノ」キャンペーンが本格化したのだ。以来、身を隠している金賢姫氏は、2008年10月、ついに沈黙を破り、韓国の前国会議員に一通の手紙を書いた。それは、いまだに続く北朝鮮の情報操作を厳しく告発するものだった。飯塚さん父子との面会へとつながった金賢姫氏の手紙、著名な韓国人ジャーナリスト趙甲済氏による単独インタビューを収録。面会までの日韓双方の動きを追い、「なぜ北朝鮮は生きている田口八重子さん、横田めぐみさんを“死亡”と言ったのか」という拉致問題最大の謎を、西岡力氏が解き明かす。被害者の奪還に道をひらく最重要レポート。

死神の報復 上

(1980年代・政治)

冷戦時代、レーガンは「核兵器の全廃」という理想を胸に秘めつつ、「スター・ウォーズ計画」を構想し、ソ連の脅威に対抗した。いっぽう新進のゴルバチョフも同様で、緊張する東西対立に劇的な分岐点をもたらそうと目論んでいた…。ピュリツァー賞受賞作品。

死神の報復 下

(1980年代・政治)

ソ連崩壊後、兵器実験施設の隠蔽工作、頭脳および原材料・機材の流出を阻止すべく、ある「秘密作戦」が進行していた…。米国の調査団は「冷戦の置き土産」にどう対処したのか、「ナン=ルーガー法」が果たした大きな功績とは?ピュリツァー賞受賞作品。

バブルと生きた男

(1980年代・経済)

あの時、日本経済で何が起きていたのか。なぜ人間は、同じ過ちを繰り返してしまうのか。日本銀行や大蔵省(当時)の現場でみた、バブルの生成と崩壊に関する生々しい記憶。その記憶をつないでいくことは、あの時代を生きた者の責務である。住友・富士による熾烈な貸出競争、不動産融資の総量規制、住専問題の激震…すべての「当事者」だった著者による体験的バブル論。

バブル

(1980年代・経済)

住友、興銀、野村、山一…日本を壊した「真犯人」は誰か。バブルの最深部を取材した「伝説の記者」が初めて明かす“バブル正史”。

青函トンネル物語

(1980年代・出来事)

膨大な費用と時間を費やし、時に国民の非難にさらされた青函トンネル。だが、世界が「歴史上この事業に匹敵する技術的建設事業はない」と絶讃し、建設の決断と工事を支え続けた日本国民を讃えたことを、今日においてどれほどの人たちが認識しているだろうか。本書は、昭和58年1月の先進導坑貫通というクライマックスに向けて、構想から調査、工事と、様々な段階でかかわった人々の貴重な記録をまとめて昭和61年に発行されたものを新書化。北海道新幹線開業が見えてきた今、改めて読み返し、後世まで残しておきたい、感動の記録。

青函連絡船物語

(1980年代・出来事)

青函連絡船が80年に及ぶ歴史を閉じた1988(昭和63)年から四半世紀、最終便を飾った「羊蹄丸」もついに解体された。この間、航路開設以来の歴史や船の建造については、書き残されているものが多数ある一方、実際に日々どのように運航されていたのかについては、断片的な紹介が散見されるにとどまり、あまり正確な情報が残されていないのが現状である。本書は、永年青函連絡船を研究してきた著者が、臨場感あふれる当時の運航現場の様子を、貴重な資料や写真も交えながら紹介。運航に携わった人々のありのままの姿を書き記す、初の著書である。

岡本綾子情熱と挑戦

(1980年代・スポーツ)

ソフトボールのエースから、女子ゴルフの頂点へ―日本女子選手として初めて本格的に米女子ツアーへ参戦、米国人以外で史上初の賞金女王獲得など、日本女子ゴルフ界発展の礎を築いた世界のトッププロ・岡本綾子が自らの生涯と戦いの軌跡を振り返る。“弟子への教え”「チーム岡本」メンバーたちへのアドバイスや技術論を特別収録。

斑鳩に眠る二人の貴公子・藤ノ木古墳

(1980年代・出来事)

奈良県斑鳩町・法隆寺のすぐ近くに営まれた大円墳。石室には華麗な馬具が納められ、千年以上の時を経て開かれた朱塗りの石棺には、豪華な副葬品に包まれて二人の人物が眠っていた。この二人は誰なのか。困難な発掘作業を振り返りつつ、出土品や史料から推理する。

奈良貴族の時代史

(1980年代・出来事)

天武天皇の孫、壬申の乱の功労者高市皇子の子としての出自を誇り、左大臣として政権の中枢にあった長屋王。平城京発掘によりその邸宅跡から出土した膨大な木簡群をもとに、藤原氏との政争に敗れながらも平安時代までしぶとく生き残った長屋王家=北宮王家の日常生活を解明する。

政治とカネ

(1980年代・政治)

「私は墓場まで持っていかない。隠し立てせずにありのままを書く」。冷戦終結、湾岸戦争、バブル崩壊…。時代の大きな転換点にあって、次々と押し寄せる難局に、首相としていかに立ち向かったのか。自民党、新進党、自由党で三度も組んだ小沢一郎とは何物なのか。政治の師・三木武夫元総理の遺志を継ぎ、クリーンな政治を目指して「金権」と闘い続けた五十年。戦後政治の光と影を知る、首相経験者による前代未聞の証言。

ベルリンの壁

(1980年代・政治)

なぜ人びとは壁に慣れてしまったのか?その壁がどうして、1989年に倒れたのか?建設から倒壊までの、冷戦期の壁の歴史を、壁のことをよく知らない若い人にむけて、簡潔かつ明瞭に解き明かす

ベルリンの壁の物語 上

(1980年代・政治)

第二次世界大戦で連合国軍に敗れたドイツは、国の西側をアメリカ、イギリス、フランスの3か国に、東側をソ連に占領された。ドイツの首都だったベルリンも同様に分割されて、西側は3か国に、東側はソ連に占領された。東西の冷戦状態が激化する中、1961年8月13日、東ドイツは突如、西ベルリン周囲の境界線を鉄条網で封鎖した。その後、鉄条網に代わって石やコンクリートで壁を造って監視体制を整え、東から西へ亡命しようとする人を容赦なく射殺した。1989年11月9日に国境が開かれるまでのほぼ30年間、ベルリンの壁をめぐるさまざまなドラマを、旧東西ドイツの一般市民、政治家、アメリカおよびイギリスの軍関係者、国境警備兵など数多くの人々にインタビューしてまとめ上げた、傑作ノンフィクション。

ベルリンの壁の物語 下

(1980年代・政治)

分断の日々を、そしてあっけなく「崩壊」した日を、人々はどう過ごしていたのか?淡々とした記述で真実の重みを伝える、珠玉のノンフィクション。

宮澤喜一と竹下登

(1980年代・政治)

ともに穏健保守でありながら、政策も組織の捉え方も対極的だった宮澤喜一と竹下登。そんな二人が首相となり、結局は自民党崩壊への端緒を作ってしまう。その皮肉な結果は、彼らのいかなる思想や行動原理からもたらされたのか。田中角栄との確執、派閥政治の帰趨といった当時の政界の真相から、出世、リーダーシップ、後継者などについての両者の考え方までを明かすオーラル・ヒストリー対比列伝。

サラダ記念日

(1980年代・文化)

生きることがうたうこと…うたうことが生きること―なんてことない24歳が生み出した感じやすくひたむきな言葉。31文字を魔法の杖にかえ、コピーライターを青ざめさせた処女歌集。現代歌人協会賞受賞。

真相

(1980年代・スポーツ)

少年院で天才トレーナーに見出され、史上最年少ヘビー級チャンピオンとなるも、トラブルを巻き起こしついには刑務所入り。金も名誉も失った男の元に幼い娘の死という悲報が…。伝説のアスリートが人生の真実を語り尽くした自伝。

テクノカットにDCブランド

(1980年代・文化)

こんなことがいつまで続くのだろう?時代はいつ変わるのだろう?新人類ブームに翻弄され、オシャレ・イラストレーターを目指した偽りの日々。苦悩する80年代を描いた、みうらじゅんの自伝的エッセイ。

蒼い時

(1980年代・芸能)

たとえスターでも、若い女性ならそっと胸の奥底にしまっておきたい思いがある。出生や生い立ち、恋や父母のこと…。結婚を前に山口百恵が綴った赤裸々な自叙伝。大ベストセラー。

ノルウェイの森 上

(1980年代・文化)

暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は1969年、もうすぐ20歳になろうとする秋のできごとを思い出し、激しく混乱し、動揺していた。限りない喪失と再生を描き新境地を拓いた長編小説。

ノルウェイの森 下

(1980年代・文化)

あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと―。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。

窓ぎわのトットちゃん

(1980年代・文化)

戦後最大のベストセラー。トットちゃんがユニークな教育のトモエ学園で、友達とのびのび成長していく自伝的物語。深い愛情で子どもたちの個性を伸ばしていった校長先生が、トットちゃんに言い続けた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、今も黒柳徹子さんの宝物です。

機動戦士ガンダム 1

(1980年代・文化)

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 1

(1980年代・文化)

安彦ガンダム、大地に立つ!永遠のヒーロー「機動戦士ガンダム」の感動が帰ってきた。本物が描く極太コミックス!!

なんとなく、クリスタル

(1980年代・文化)

大学生でモデルの主人公・由利。バブル経済に沸く直前、1980年の東京を「皮膚感覚」で生きる若い女性たちを描き、80年代以降の日本人の精神風土、そして「豊かさ」の終焉までを予見。膨大な「注」に彩られ、精緻で批評的な企みに満ちた、文藝賞受賞作。

1989年のテレビっ子

(1980年代・芸能)

テレビに出る人、作る人、観る人。誰にとってもテレビが青春だった「1989年」を巡る、僕や君や彼らのための群像劇。

よみがえるケイブンシャの大百科 伝説の70〜80年代バイブル

(1980年代・文化)

ウルトラマン、仮面ライダー、999、宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、アイドル、プロ野球、ファミコン、心霊写真、戦隊もの、鉄道…ぼくらの好きなものが全部詰まっていた、あの分厚い豆本シリーズ。いつの間にか消えてしまった「元祖サブカル」がここに復活!!