掲載日:2022年4月17日
4回に渡りご紹介いたします「お客様推薦本フェア」
最終回は『親愛なる、あなたへ本を贈る』編です。
本には人と人とをつなぐ力があります。
事情があってもう逢えないけど、今でも大切に想う人。
これからの未来に出逢うであろう、きっと大切な人。
そんな人に「贈りたい」「共に読みたい」本をメッセージ付きで募集させて頂きました。
多くのご応募を頂戴いたしました。誠にありがとうございました。
本フェアは2022年5月8日まで神保町本店1階で開催しております。
神保町本店は2022年5月8日で一時閉店いたしますが
これからも、本というバトンをつなぎ続けます!
「レッドスワンの絶命」綾崎隼
あなたと過ごした青春は、いつまでも私の中に残ってる。レッドスワンの彼らと一緒に、あの日の青春をもう一度追いかけよう。
晴子 さんより
「声の在りか」寺地はるな
ねぇ、今のあなたは声を出せてる?本当の自分の言葉を覚えていますか?人に合わせることが優しさとは限らない。あなたがくれた「お疲れ様」を覚えています。次は私があなたに贈りたい。「ありがとう」の言葉と共に笑顔を。
双子moon さんより
「走ル」羽田圭介
今、悩んでいる君へ。この本を贈ります。長旅の果てに自分の気持ちを見つけられますように。
れーりー さんより
「おかあさんだいすきだよ」宮西達也
天国のお母さんへ。子供を愛しているのに、ついつい忙しい毎日に追われて、厳しい声掛けをしてしまうよね。自分が母になってよく分かりました。子育てのアドバイスしてくれても素直に聞けず、すぐ喧嘩になって…ごめんね。母になった今も、お母さん大好きだよ。娘に読んであげるときは、いつも近くにお母さんの存在を感じています。ありがとう。
なお さんより
「がんばりすぎてしまう、あなたへ」宇佐美百合子 お-たあきこ
退職する私に贈って下さいましたこの本が、あれからずっと自信につながっています。
かよ さんより
「せかいねこのひ」井上奈奈
昨年のあなたの誕生日に送ろうとしていました。どうか、お健やかに時を過ごしてください。
あきら さんより
「海をあげる」上間陽子
沖縄の今を語れる作家がいます。その人は身を削って書いて、私たちに何かを手渡そうとしています。いつもの読書会で、あなたも一緒に皆で読んで、感想を言い合いたかったです。
あんくみん さんより
「流浪の月」凪良ゆう
今まで何百冊もいろんな本を読んできてここまで心を揺さぶられたのははじめての体験でした。
おなおさん より
「さかな1ぴきなまのまま」佐野洋子
友達は作ろうと思って作るのではなく、自然になれるものですか? 気がついたらずっとそばにいた大事な友達はいますか?友達って難しいものですね。
泣いたのは青おに さんより
「ディキンソン詩集」エミリー・ディキンソン 亀井俊介
出逢って間もない頃、「この人の詩が好きなんだ」とディキンソンを紹介してくれたTくん。どうか今も、あの頃のみずみずしい感性を失わずに日々を過ごしていますように……。
ゆう さんより
「迷子の魂」オルガ・トカルチュク ヨアンナ・コンセホ
上を見て生きることに一生懸命だった私たち。静かに立ち止まって、時の流れる音に耳を傾けるのも悪くないと、今思います。静かに、並んで。
柊月めぐみ さんより
「青空のむこう」アレックス・シアラー 金原瑞人
何年先になるかわからないけれど、私もいつかはそっちに行くよ!そうしたら彼らみたいにこっちに来ようね!
べえ丸 さんより
「永遠の0」百田尚樹
生きる事、人を大切に想う事が尊く感じます。
かんわ さんより
「恋物語」西尾維新
誰よりも大切だった貴方と別れて、もう8年が過ぎた。化物語をアニメで二人で観たあの日々は、きっと私にとって一生の思い出。ずっと一緒に観ていたのに、恋物語の最終回を二人で観れなかった。未だに私は観ることが出来ずにいたけど‥でも、今夜観ようと思う。ようやく新しい恋が出来たから。だから、今までありがとう。さようなら。
りえ さんより
「三月は深き紅の淵を」恩田陸
これから出逢う読書仲間へ。 今までの人生で読んできた本について語り合いませんか。あなたの本棚と私の本棚、1冊ずつ辿ってみたいのです。
mana さんより
「空飛び猫」ア-シュラ・K.ル=グウィン 村上春樹
世界は驚きと喜びに満ちている。そのことをもう少し長い時間あなたと分かち合いたかった。
でんすけ さんより
「透明な夜の香り」千早茜
香りをマスク無しで楽しめる世界が来ることを、願いながら読んでください。
橘夏帆 さんより
「哀愁の町に霧が降るのだ」椎名誠
お前がこの本の舞台小岩に住んだためか、椎名さんたちの真似して、貧乏な学生たちが集まっては飲んで暴れてバカな事ばっかりやってた。今思えば最高に楽しかった。もう一度会いたいな、みんなで。
鷹四郎 さんより
「本を守ろうとする猫の話」夏川草介
きっと本と人の数だけ向き合い方があって、それらは一概に間違いとも正解とも言えないけれど。どんな形であっても、本との出逢いや思い出は大切にしたい、と思えるお話です。
鈴白 さんより
「星の王子さま」アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ 河野万里子
私からこの物語を贈りたい人は、とても不器用なひとです。まるで、その姿が星の王子さまのばらの花のように見えました。繊細で気高くて、強がりなもう会えないひとへ、やさしい王子さまのようなひとがきっと、硝子の覆いをかけてくれる、一度は離れてもまたもとに戻ってきてくれる、そんなことを祈って。
シミズモエコ さんより
「津軽」太宰治
父の書棚に並ぶ「太宰治」。一冊ずつ抜き取り読んでいく。亡父から読書の楽しさを教えてもらいました。
ふう さんより
「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信
直接贈る勇気がなくてこの場を借りました。私の大好きなこの作品を、あなたはきっと気に入ってくれると思います。何かを伝えたいというより、大事な想いを共有したい共感してほしいという気持ちです。いつか実際に贈ることのできる日がくることを夢見ています。
AI子 さんより
「夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶」多崎礼
共に夢の上を歩けますように。
れき さんより
「海坂藩大全」藤沢周平
お父さん、『蝉しぐれ』貸してくれて有り難うね。昔は時代物に馴染みがなくて読むの遅かったから、お父さんがこの世界にいる間に返せなくて本当にごめんなさい。反省してます。舞台になってる海坂藩、とても素敵な所で私も是非行ってみたいので、この本をいつか一緒に読みたいです。
若子 さんより
「キッチン」よしもとばなな
大学生1年の冬、最期に私の手を強く握って天国へ行ったお爺ちゃんへ。 私、警察官じゃなくて、書店員になりました。 お爺ちゃんに話していた夢からは大きく変わったけど、毎日本当に楽しく生き生き働いてます。 いつかまた会えたら、話したいことたくさんあります。待っててね。
8 さんより
「新星座巡礼」野尻抱影
お父さんへ。小学生の頃買ってもらった「星座の話」。子供ができたら読んであげたいと思ってずっと大切にしてたんだ。会えないまま空へ帰ってしまったあの子はおじいちゃんと一緒にいるような気がして。どうかその子に読んであげてくれませんか。わたしも読み返し、夜空をみあげます。二人を想いながら。
ゆうこ さんより
「羊は安らかに草を食み」宇佐美まこと
大冒険の末、流れ着いた先は長崎の小さな離島。最後に教会でバッハの「羊は安らかに草を食み」を聴いているシーンがあります。この世に二人ぼっちになった私たちと重なりました。
手のひらに赤星 さんより
「あなたがいてくれたから」コビ・ヤマダ ナタリー・ラッセル
いつもだったら絵本を読まない私がこの本を手に取ったのは「あなたがいてくれたから」だと思います。本当なら、目を見て声に出してあなたに伝えたい「ありがとう」の気持ちをすべてこの本に託します。今もこの先も私はあなたのことが大好きです。いつだってあなたの味方です。またいつか逢える日にはお互い1UPしていたいですね。
ヤルマゲドン さんより