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「医療民俗学序説 日本人は厄災とどう向き合ってきたか」 畑中章宏著
春秋社(2021年11月展示)

「疫病は民俗社会にも、多くの苦難を与えてきた。しかし、疫病をもたらすもの は私たちの内部と外部を行き来し、長いつきあいを重ねていくなかで交渉の余地 がある存在であることを察知していたのではないだろうか。これから先も続いて いく「新型」との関わり方においても、民俗の記憶と手段は、どこかで参考にな るのではないだろうか――。」(本文より) 民俗学的視点で疫病や天変地異といった「厄災」と日本人の関係を考察し、その諸相から現代的価値をあぶり出す、災いのフォークロア。

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