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「イヌと縄文人」 小宮孟著 吉川弘文館(2021年12月展示)

人間にとって最も身近な動物、イヌ。縄文人とのつきあいは約八五〇〇年前にまでさかのぼる。日本列島に渡来した縄文犬のルーツをたどり、埋葬されたイヌの出土状態、骨や歯の形態的・解剖学的特徴を分析し、生前の生活を復元する。イノシシなどを狩る猟犬、神に捧げられたイケニエとしての役割を探り、イヌと縄文人の関係を明らかにする注目の一冊。

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