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「不連続殺人事件」 坂口安吾著

掲載日:2021年12月20日

[ワンダ?ワンダ!]

坂口安吾さんは戦前から戦後にかけて活躍した小説家で純文学のみでなく歴史小説、推理小説、広範な題材の随筆など活動は多岐に渡り無頼派と呼ばれました。戦後まもなく発表した評論「堕落論」、小説「白痴」が大きな反響を呼び人気作家になりました。本書は初めて書いた推理小説になりますが、作者から読者への挑戦状があって最後に解決編を読むと犯人当ての正解がわかるというお手本のような探偵小説です。とても手の込んだ伏線が張られていて江戸川乱歩や松本清張などからも高い評価を得て第2回探偵作家クラブ賞(現在の日本推理作家協会賞)長編賞を受賞しました。

営業推進部R.S.

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スタッフの読後コメント
坂口安吾と聞くと純文学というイメージを持つ人も多いと思いますが、安吾は何作もの推理小説を残しています。これは、その第1作目の小説です。30人以上の登場人物の中から犯人を見抜くことができるのでしょうか。

一宮店K.H.

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