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「R62号の発明/鉛の卵」 安部公房著

掲載日:2022年4月21日

[ワンダ?ワンダ!]

著者が30歳前後の時に発表した前衛的な手法と様々な発想が盛り込まれた12の短編が収録されています。会社を首になり、死のうとした男が死後ロボットにされるという「R62号の発明」で短編集は始まります。労働者を首にする資本家への復讐をSF短編に仕立てている卓越した才能ももちろんですが、1950年代の小説として後の小説や映画やアニメの時代の先取りしていることにも驚きます。革新的で唯一無二の安部ワールドを読むと「文学って凄いな!」と思います。

営業推進部R.S.

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スタッフの読後コメント
阿部公房の著作はこれに限らず、極限状況に置かれた人間心理を描き切り、今日見られるあらゆる極限小説の設定は、氏の作品にすべて網羅されていると言っても過言でなく、読書の効用である現実からの離反を十分に堪能させてくれる。

営業推進部J.T.

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