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「もののけの日本史」 小山聡子著

掲載日:2022年4月26日

[知の旅へ]

「もののけ」とは人間に憑いて苦しめたり。病気にさせたり、死に至らせたりするといわれる怨霊、死霊、生霊など霊のことだそうです。本書は古代から近代まで「もののけ」という言葉がどのように使われてきたのかを多くの資料からその変遷を辿っています。近代になって西洋医学で「もののけ」の存在は否定されていきますが、未知のものや自然への畏怖、大事にする気持ちは失わない方がいいのかなと思います。

営業推進部R.S.

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スタッフの読後コメント
おばけ・妖怪・怪異など様々な呼び方とともに各時代で異なる印象をうけるもののけ。その系譜をたどることで見えてくる日本人の死生観などに迫った1冊。歴史学の視点から通史として霊を語った面白さを秘めている。

神保町本店Y.N.

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