掲載日:2022年2月13日
[知の旅へ]
本書は教科書でも読まれている明治から昭和初期に活躍した作家の密な交友関係を紹介しています。この人とこの人が親密だったのかとということがわかったり、文豪の意外な一面が垣間見えたりして大変面白いです。互いに投げかける言葉も文学的で美しく濃密で深い人間模様が羨ましくなります。室生犀星が亡くなった萩原朔太郎に捧げた詩を紹介します。
「はらがへる 死んだきみのはらがへる。いくら供えても一向供物はへらない。酒をぶつかけてもきみはおこらない。けふも僕の腹はへる。だが、きみのはらはへらない。」
どうでしょうか。文豪同士の友情は凄いですね。
営業推進部R.S.
スタッフの読後コメント
文豪とその友人と呼ばれる人物達の関わりが丁寧に書かれております。作品だけでなく文豪本人の生涯を知るならば激推し本です。
成城店M
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